就活バイブル
成功方程式を確立させる
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Tokuhyo (6) Megane (7131)
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◎成功方程式に必要な要素
ここから成功体験シートの残りの部分を記載していただきます。しかしその前に、次に挙げる3つの視点で自分の成功体験を振り返ってみましょう。
3つの視点とは「行動のレベル」「思考のレベル」「時間活用のレベル」です。自分の成功体験はそれぞれどのレベルにあてはまるのかをよく考えながら、読み進めてください。

■行動のレベル
行動には以下の4つのレベルがあります。

①ゼロ行動
②受動行動
③能動行動
④創造行動

それでは1つずつ、詳しく見ていきましょう。分かりやすくするために、「コンビニエンスストアでバイトしているAさんの行動」を例をあげて説明します。

①ゼロ行動
Aさんは店長から「レジの合間をぬって、弁当の補充と掃除をしてほしい」と指示を受けましたが、レジ以外をやるのが面倒だったので、やりませんでした。つまり、ゼロ行動とは他人から指示されたことすらできない行動レベルです。自分で考えたことを行動できない場合もこのレベルとなります。ゼロ行動は行動レベルにおいて最低レベルとなります。

②受動行動
Aさんは店長から「レジの合間をぬって、弁当の補充と掃除をしてほしい」と指示を受けたので、その通りきちんと仕事をしました。つまり、受動行動とは他人から指示されたことはきっちり行動できるレベルです。このレベルの人は真面目なのでしょうが、常に受身で、行動に熱意がないといった特徴があります。

③能動行動
Aさんは店長から指示を受ける前に、「弁当が来たし、お店がだいぶ汚れてきたなぁ。レジが暇な今のうちに、弁当の補充と掃除をしておくか」と考え、その通りきちんと仕事をしました。つまり、能動行動とは自分の意志できっちり行動できるレベルです。このレベルの人は自分の立場をよく理解しており、周囲から何を望まれているかを自発的に考えて、行動ができる人です。

④創造行動
Aさんはバイトでありながら、お店の売上アップをしたいと考えています。「今年はものすごい猛暑だぞ。お店の中に<外は暑いです。今のうちに清涼飲料とアイスクリームを買いましょう>という手書きのポスターを貼れば売上アップできるのではないか?」と考えて、店長の許しを得て実行しました。その結果、清涼飲料とアイスクリームの売上が30%アップし、店長は大喜びをしたのでした。つまり、創造行動とは自分の工夫と創造で、新しい行動ができるレベルです。このレベルの人は、他人から教えてもらった通りの行動では満足せず、常に工夫と新しいやり方を自分自身で考えて、行動ができる人です。


今まで4つの行動レベルを見てきました。より高いレベルであればあるほど、良い行動ということになります。故に実際の面接では、インパクトの強い成功体験ではなく、行動レベルの高い成功体験をお話しください。
しかし、なぜ、人によって、これほど行動レベルが変わるのでしょうか。その理由として、以下の3つが考えられます。

・「その人の生まれもった素質」⇒これは残念ながら、努力ではどうしようもならない問題です。

・「考えて行動しているか」⇒上位レベルの行動ができる人は、必ず考えてから行動をします。ノリや勢いだけで、ついつい行動してしまう人は、今後、考えてから行動するように心がけてください。

・「責任についての捉え方の違い」⇒一般に「責任」は外部からの圧力によって、持たされるものです。

しかし、行動レベルの高い人にとって、「責任」は自分が選択するものと考えているのです。たとえば、大学での勉強。きっと多くの学生さんにとって、勉強は大学から試験という圧力を受けることによって、仕方なくやるものでしょう。しかし、行動レベルの高い人にとって、勉強は自分が勉強したいと選択したから、やるものなのです。

このように「責任についての捉え方の違い」によって、行動がかなり変わってくるのです。

■思考のレベル
思考には以下の6つのレベルがあります。

①1次元思考
②2次元思考
③3次元思考
④4次元思考
⑤5次元思考
⑥パラダイムシフト思考

それでは1つずつ、詳しく見ていきましょう。
①1次元思考
目の前にあるものにそのまま反応する思考です。具体的には「自分の考えることが正しい」「上司のいうことが正しい」「友達がみんなそういっていたから正しい」といった思考が1次元思考です。1次元思考は単純で視野が狭い、最低レベルの思考です。

②2次元思考
目の前に見えることの全ては考慮できる思考です。例えば、目の前にミカンが3つあるとします。「その3つの中から選びなさい」と言われて、「ああ、右端のミカンが一番おいしそうだな、これを選ぼう」という思考が2次元思考です。自分の目の前にある、与えられた選択肢の中から、選ぶことができますが、それ以外は考慮に入れない思考です。
 
③3次元思考
目に見えるものだけではなく、表と裏、あるいは上下左右も考慮できる思考です。球面思考とも言います。例えば、目の前にミカンが3つあるとします。しかし、「そういや冷蔵庫にバナナが入っていたな。あのバナナを食べよう」というように、目の前の選択肢以外のことも含めて考えることができる思考が3次元思考です。

④4次元思考
今を見て、過去との関わり合いを知り、さらに未来にどのような影響を及ぼすかを検討できる思考です。つまり、時間の概念を常に意識しながら検討することができる思考です。例えば、目の前にミカンが3つ、冷蔵庫の中にはバナナが1つあり、今回はバナナを食べようと思ったとします。しかし、「ちょっと待てよ。あのバナナは昨日、買ったばかりだぞ。あと3日待ったほうが、熟していておいしいはずだ。だから、本当はバナナが食べたいけれど、バナナは3日後に食べたほうがいいから、とりあえずミカンを食べておこう」というように、時間の流れまで考えることができる思考が4次元思考です。

⑤5次元思考
あらゆる角度から検討し、且つそれぞれを場合分けして、将来にどのような結果が導かれるかまで考える事ができる思考です。3次元思考では「今」どれが最適であるかを導き出しますが、5次元思考では将来の結果も考慮に入れます。例えば、今みなさんの前に人生における4つの選択肢があったとしましょう。「弁護士になる」「大企業に入る」「ベンチャー企業に入る」「起業する」という4つの選択肢です。それらについて、それぞれ4次元思考をしていきます。「自分が弁護士になったらどうなってる? 10年後どうなってる? 20年後どうなってる? 30年後どうなってる? 自分が大企業に入社したらどう
なってる? 10年後どうなってる?…」というように全ての選択肢を未来まで検討するわけです。その上で、例えば「よし、ベンチャーに入社するのがベストだな」と最適な解答を導き出すことができる思考が5次元思考です。

⑥パラダイムシフト思考
今まで全く思いつきもしなかった天才的思考です。パラダイム思考にはもはや、過去、現在、未来といった時間軸は関係ありません。「えー、そういう発想があったの!?」とみんなが全く思いつかないことを導き出してしまう天才型思考ですね。


今まで6つの思考レベルを見てきました。より高いレベルであればあるほど、良い思考ということになります。故に実際の面接では、インパクトの強い成功体験ではなく、思考レベルの高い成功体験をお話しください。

■時間活用のレベル
時間活用には以下の3つのレベルがあります。

①優先順位
②劣後順位
③並列時間活用
それでは1つずつ、詳しく見ていきましょう。

①優先順位
多くの人は仕事を始める際、簡単なことから始めたり、目に入ったことから勢いだけで始めたりしています。これでは時間を有効活用しているとはいえません。優先順位をきちんと立てる必要があります。また、今から始めなければならない仕事に優先順位をつけるのはもちろん、実際にそのとおりに行動できるかも重要です。
つまり、「私はこのように優先順位をつけています」だけでは不足で、「私は優先順位の高いものから順にやっていきます」となってはじめて、本当に優先順位をつけられる人なのです。

②劣後順位
劣後順位とは「重要ではない順番」です。つまり、自分が今抱えている仕事の中で、重要ではない仕事の順番をつけることなのです。優先順位と違い、劣後順位は聞きなれない単語ですから、多くの方があまり意識していません。しかし、劣後順位をつけることは非常に重要なことなのです。
1日は24時間です。例えば、やらなければならない仕事がたくさんあり、全てに優先順位をつけ、その順番通りにこなしていったとしましょう。しかし、あまり重要ではない仕事も全部やっていたら、優先順位の高い仕事に多くの時間を投入できなくなります。あまり重要ではない仕事に時間を取られてしまっているのです。
そこで、劣後順位をつけられる人は、重要ではない仕事の順番を判断でき、それらをバッサリと捨てられる人なのです。そして、仕事を捨てたことであまった時間を、優先順位の高い仕事にあてるのです。つまり、劣後順位をつけられる人は、優先順位だけをつけられる人よりも、優先順位の高い仕事に長い時間をあてることができるため、よりよい仕事ができるのです。

③並列時間活用
いかに優先順位をつけようが、劣後順位をつけて無駄なもの省き自分の得意な仕事をやろうが、人間は複数の仕事を並列してやれません。デートをしながら、試験をしながら、読書をするということは、物理的に不可能ですよね。ここでいう並列時間活用とは「他人にやってもらう」ということです。


今まで3つの時間活用レベルを見てきました。より高いレベルであればあるほど、良い時間活用ということになります。故に実際の面接では、インパクトの強い成功体験ではなく、時間活用レベルの高い成功体験をお話ください。


また、「時間」をいかに有効活用できるか否かが、成功する人と、成功しない人の分かれ目になります。人間はお金を浪費することで、自分の銀行残高がどんどん減っていくことには、とても関心を示します。しかし、人間は時間を浪費することで、自分の寿命からどんどん時間がなくなることには、あまり関心を示しません。みなさんには、是非とも時間を有効活用できる人になっていただきたいと思います。

◎成功方程式を書き出す
さて、それでは成功体験シートの残りの部分を完成させていきましょう。

(1)<該当する行動レベル>
①から⑨まで時系列に沿って、成功体験を記載していただきました。それらをよく見ながら、自分がどのレベルの行動を行ったのかをここに記載してください。

(2)<該当する思考レベル>
どのレベルの思考を行ったかということをここに記載してください。

(3)<該当する時間活用レベル>
どのレベルの時間活用を行ったかということをここに記載してください。

(4)<私の成功方程式(再現性があるか注意せよ)>
今まで記載した全てを見渡して、「この成功体験における成功方程式はこれだ!」ということをここに記載してください。複数、成功方程式があるのであれば、いくつでも構いませんので、どんどん列挙していってください。最後に、これら成功方程式に再現性があるかどうかをチェックしてください。

(5)<周囲への感謝(ありがとうを書こう)>
ここは「この成功は周囲のおかげでできた」という感謝のエピソードを記載してください。しかしなぜ、感謝のエピソードが必要なのでしょうか。現代社会は、組織社会です。そして、多くの仕事は高度な分業によって成り立っています。故にどれだけ才能があっても、他人とコミュニケーションを取れないとか、チームプレーができない人というのは、多くの企業にとって不要な人材です。現代はチームプレーヤーが必要な時代なのです。周囲に対して感謝ができない人は、チームプレーヤーとして失格です。故にここに感謝を記載するのです。成功体験には必ず、周囲からのたくさんの協力や支援があるはずです。しかし、なかには、それを忘れてしまう人もいます。ここに感謝を記載することで、感謝の気持ち、謙虚さを忘れないようにしましょう。

(6)<私はこの成功方程式を使い、御社の中で、~といった成果をあげます>
そして、最後に一行キャッチコピーを忘れないでください。「私はこの成功方程式を使い、御社の中で、○○○○といった成果をあげます」というキャッチコピーです。