就活バイブル
企業研究方法を学ぶ
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Tokuhyo (8) Megane (20275)
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◎方法論
■情報源
企業分析をする際のアプローチとして、次のようなものがあります。

・パンフレット、ホームページ
・会社説明会、店舗見学、工場見学
・OB訪問、経営者/社員ブログ
・商品、サービス
・新聞、雑誌、書籍
・WEBサイト(各種就活サイト、日経テレコン21など)


■着眼点
企業分析における着眼点としては、次のようなものがあります。

A:自分の意思では変えにくい
・理念
・ビジョン
・将来性
・経営者
・事業内容(業界)
・社風、文化

B:自分の努力次第で変わる可能性がある
・仕事内容(職種)
・報酬
・将来性
・売上、利益
・やりがい

C:自分の意思に関わらず変わってしまう
・仕事内容(職種)
・評価制度
・福利厚生(環境)
・商品、サービス
・勤務地
・社員、上司
・ブランドイメージ


■自分に合った企業を見分ける
企業を選ぶ前提として、自分の望む生き方を明らかに(=自己分析)しておきます。先にあるのは会社ではなく、あくまでもあなたの生き方なのです。これを理解することが大切です。その上で、上記の着眼点の中から、自分なりの優先順位をつけていきましょう。
あなたの重視する条件を満たす割合が高いほど、あなたに合った企業であると言えます。ただ、優先順位をつける際には[A:自分の意思では変えにくい]ものを重視した方がよいでしょう。
これらには価値観などの本質的な嗜好が関わっており、ここに共感できなければ、必ずどこかで齟齬を生じるはずです。人生の大半を費やす場なのですから、目先の利害だけで安易な選択を下さないようにしたいですね。

ところで、「自分に合った企業」とは「自分の実力に合った企業」という意味でもあります。つまり、「自分が成果を上げられ、かつ正当に評価してもらえる企業」ということです。“できる人”の多い企業は、確かに素敵な企業ですし、憧れる人も多いと思います。しかし、そこに入社しても、彼らと同等の成果を出せなければ評価されないでしょう。
評価されなければ、小さな仕事しか与えられず、いつまで経っても実力をつけることができません。
もちろん、“できる人”が側にいることで得られるメリットもあります。
人間が成長する上で、自分よりもできる人を手本にするのは大切なことです。

けれど、あまりにも実力とかけ離れたフィールドを選んでしまうと、悪循環に陥ってしまう恐れもあるのです。
企業を選ぶ際には、自分の実力もしっかりと見極めておく必要があります。


■優良企業を見分ける
「自分に合った企業」を選ぶことが最重要とは言え、優良企業か否かも気になるポイントでしょう。優良企業を見分ける観点としては、次のようなものがあります。

・理念の浸透度
社員全員が理念を本気で共有している。

・営業利益
売上高から売上原価、販売費、一般管理費を引いた、本業における利益。

・経常利益
本業以外の収支を含めた利益。これが営業利益よりも極端に少ない場合、借入金や財テクによる損失が多い。

・業績の伸び…
績が伸びていない企業では、社員への還元(報酬・ポストなど)が前年度よりも減ることが多い。その結果、不満や揉め事が起こり、内部は不安定になる。つまり、企業が安定していると判断するには、業績が“安定”しているだけでは不十分で、“伸び”ていなければならない。

・独自ノウハウの確立
ノウハウが全社員で共有され、企業のカラーになっている。

・営業手法のシステム化
GNP(義理・人情・プレゼント)、気合い、根性、接待型の営業をしていない。

・本業の探求
事業が明確で、新事業や取引先がコロコロ変わっていない。顧客、下請け企業からも支持されている。

・生産性
社員の構成比率が低く、社員あたりの労働生産性が高い。

・公開性
情報公開やモラル改善に努めており、噂、隠し事、不正が立ちにくい環境が整備されている。

・上司のシステム力
マネジメントやノウハウ構築に長けている。

・時間管理
「誰が」「いつ」「何をするか」が明確である。

・情報共有
全社員に素早く浸透している。議決が早い。報告/連絡方法がメールなど確実。

・書類管理
データベース化されている。紙の書類が散乱していない。

・職場環境
能率を重視した環境が整備されている。勤怠、個人日程などが徹底管理されている。

・社員構成
離職率が高すぎたり、極端に低いことがない。平均年齢が標準的で、若い世代にも台頭のチャンスがある。

・評価制度
株主ばかりではなく、社員に対しても高給の還元がある。実績や能力を正しく評価され、格差がある。

・非生産部署
所属社員のモチベーションが高く、個人の役割や評価基準が明確である。

・事件への対応
仮に事件やスキャンダルが起きても、取り繕うことなく迅速に対応できる企業は「風通しがよい」と考えられる。

※高離職率企業の特徴
・大量リストラしているにも拘らず新卒採用が多い
・ノルマ主義や飛び込み営業セールスが中心
・給与が異常に高いか、あるいは低すぎる
・同業他社と比べて社員の平均年齢が異常に低い
・脱税や不正事件などでマスコミに取り上げられる
・業績や株価が悪化したり、合併を繰り返している