就活バイブル
「志望動機シート」を作成する
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Tokuhyo (6) Megane (12881)
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◎作成手順概要
ここから、「Win-Winな志望動機」の作成をしていきましょう。使用するツールは「志望動機シート」です。シートをみてもらえばよく分かると思いますが、縦線によって、左から<私の分析><長期的なパートナーを目指して><会社の分析>と大きく3つに区切られています。またシートの下部には<御社への志望動機>という欄がありますね。それでは、大まかなシート作成方法を説明しましょう。

①<私の分析>
まずは、一番左の<私の分析>を作成します。ここは自分自身をいろいろと振り返って、空欄を埋めていきます。

②<会社の分析>
次は、一番右の<会社の分析>です。ここはあなたの志望企業のことを分析して、空欄を埋めていきます。

③<長期的なパートナーを目指して>
次は、まんなかの<長期的なパートナーを目指して>です。<私の分析>と<会社の分析>をよく見ながら、「自分と企業のWin-Winな関係」を探っていくのです。

④<御社への志望動機>
そして最後に<御社への志望動機>を記載します。ただ志望動機を作成するのに、こんなにまだるっこしい手順をする必要があるのかと思われるかもしれません。しかし、ここまでやらないと「自分と企業のWin-Winな志望動機」を作成することはできませんので、頑張って作業してくださいね。

◎具体的な作成手順
①<私の分析>
それでは実際に<私の分析>を作成していきましょう。

「夢」「使命」「価値観」
まず、シートにそって、あなたの「夢」「使命」「価値観」を記載してきます。

「仕事観」
次は「仕事観」の選択です。仕事観とは「仕事に対する考え方」です。一般的に「仕事観」は「自己実現」、「社会貢献」、「自己利益」、「ライフスタイル」の4つに分類できます。

(1)自己実現とは、理想の自分を実現するために働くというもの。
(2)社会貢献とは「環境を良くしたい」「身障者のために働きたい」など、社会のために働くというもの。
(3)自己利益とは「金持ちになりたい」「フェラーリに乗れるようになりたい」など、自分の利益のために働くというもの。
(4)ライフスタイルとは「とにかく趣味や生活を大事にしたい」など、仕事は趣味のためのお金を稼ぐための手段と割り切って、働くというもの。

あなたはどれに当てはまりますか? どれがよいという正解はありませんので、正直にお答えください。例えば「毎日、渓流釣りを楽しみたい」といったライフスタイル優先型の仕事観を持つ人は、バリバリ働かなければならない企業に入るべきではありません。田舎のリゾート地にあるペンションなどで働くことが、その人にとって本当の幸せを手に入れるための最良の手段であるはずだからです。
このように、自分の仕事観を確認するということは、非常に大事なことなのです。真剣に考えましょう。


「仕事についての考え方」
仕事観の次は、あなたの仕事についての考え方を詳しく記載します。設問は以下の3つです。1つずつ見ていきましょう。

(1)私が「夢」をかなえるためにやらなければならない仕事
仕事はそのものが目標ではなく、何かをかなえるための手段であるはずです。あなたの夢は何ですか? そのためにやらなければならない仕事は何ですか? 

(2)私が決してやりたくない仕事
いくら夢をかなえるためといっても、誰にだって絶対にやりたくない仕事があるはずです。例えば「社会正義に反する仕事はしたくない」「押し売りの仕事はしたくない」などがあげられるでしょう。そして、絶対にやりたくない仕事がある企業には、入社すべきではないのです。

(3)将来なっていたい自分、将来保有したいスキル
あなたは将来、どんな自分になりたいですか? そして、どんなスキルを持っていたいですか? 答えづらい場合は、「30歳の時にこうなっている」「入社10年後にこうなっている」というように年令を固定してください。そうすれば、かなり答えやすくなるはずです。

②<会社の分析>
次は<会社の分析>を作成していきましょう。


「ビジョン」「ミッション」「価値観」「仕事観」
まず、シートにそって、会社の「ビジョン」「ミッション」「価値観」「仕事観」を記載してきます。気付いた人もいらっしゃるでしょうが、この部分は<私の分析>と対応しています。私の「夢」「使命」「価値観」「仕事観」に対して、会社の「ビジョン」「ミッション」「価値観」「仕事観」がすべて対応しているのです。ここを記載することで、どれだけあなたと志望企業が根底の部分で一致しているかを判断できるはずです。


「志望企業について」
次に志望企業についてを詳しく記載します。設問は以下の3つです。1つずつ見ていきましょう。

(1)会社概要
会社概要とは会社の基本的なデータ・情報のことです。その会社がどのような枠組みを持っているのか、またどのようなコンセプトや考え方を持っているのかなどを、ここに記載します。

(2)事業概要
その企業がどんな事業を行っているのかをここに記載します。あなたがやりたい仕事が、その企業にあるかどうかは、ここを記載する過程で分かるはずです。よくこのような質問を受けます。「会社概要と事業概要を、なぜ分けて記載しなければならないのでしょうか?」という質問です。それは「この企業の考え方は非常に共感するけれど、やりたい仕事がない」などといったことが起きるからです。

(3)会社が求める人材像
会社側がどんな人材に入ってもらいたいかをここに記載します。

さて、ここまできましたが、「この内容をどうやって調べればよいの?」という方がいらっしゃるかもしれません。しかし、基本的にこれらの内容はインターネットで取得できる情報です。リクナビなどの就職サイトや、その企業の採用ホームページを見ることで、空欄を埋めていくことができると思います。
しかし、なかには企業の採用ホームページの内容が充実しておらず、そこを見ただけでは、空欄を埋めきれないということもあるでしょう。そういう場合はどうしたらよいのでしょうか。答えは簡単です。「OB訪問」や「人事部への電話」を通じて、「御社○○○○○はどうなのですか」と聞けばいいだけです。「何もそこまでやらなくても・・・」「もし断られたらどうしよう」などと考える人がいるかもしれませんが、そういう考えではダメです。本当に入りたい企業であるのなら、そこまでやらなければなりません。こういうところであきらめるか、あきらめないかで、勝敗は決まるものなのです。


③<長期的なパートナーを目指して>
現在、<私の分析>と<会社の分析>までを記載してありますね。そうしたら、この2つをよく読み比べてください。そして、あなたと企業がどれほどマッチングしているのかを確認していくのです。お互いがWin-Winなポイントを探していく。そして、十分に探した後に、<長期的なパートナーを目指して>の空欄を埋めていくのです。例えば「私の夢と会社のビジョンはこういう所で合っている」とか、「私の使命と会社の使命はこういう所で合っている」、「私の価値観と会社の価値観はこういう所で合っている」というふうに、どんどん書いていくわけです。

(1)夢を実現できる会社かどうか?
「会社概要」を見ながら、この会社に入社することで、自分の夢がかなうかどうかを記載します。

(2)やりたい仕事を提供できる会社か?
「事業概要」を見ながら、自分がやりたい仕事ができるかどうかを記載します。

(3)自分と会社が重なるか?
会社が求める人材像」を見ながら、自分がどれほど重なっているのかを記載します。

(4)将来その会社で自分はどうなっていたいか?
「将来なっていたい自分、将来保有したいスキル」を見ながら、将来その会社で自分はどうなっていたいのかを記載します。先ほども述べましたが、答えづらい場合は、「30歳の時にこうなっている」「入社10年後にこうなっている」というように年令を固定してください。そうすれば、かなり答えやすくなるはずです。

このWin-Winのポイントがたくさん書ける会社は、あなたと方向性・価値観・相性が合う会社です。逆にこれらが全く合わない場合は、それがたとえどんなに良い企業だと思っていたとしても、やめたほうがいいです。だって、仮にその会社に入社できたとしても、常に違和感を感じながら仕事をしなければならないなんて、とても苦痛なことだと思いませんか。

④<御社への志望動機>
さて、分析はすべて終了しました。ここからが本番です。実際に志望動機を書いていく前に、一つルールを定めさせていただきます。それは<長期的なパートナーを目指して>だけを見て、志望動機を作成するというルールです。

なぜなら、<長期的なパートナーを目指して>には<私の分析>と<会社の分析>から導き出された「Win-Winなポイント」しか記載されていないからです。つまり、ここだけを見て志望動機を作成すれば、絶対に「Win-Winな志望動機」にならざるを得ないのです。このようにして志望動機を作成すれば、「私が御社に入社することは、私にとってもハッピー、御社にとってもハッピーなことです」ということが、言えるわけですね。

そして、最後に一行キャッチコピーを忘れないでください。「私は、○○○○なので、御社に入らなければならないのです」というキャッチコピーです。よく面接で「じゃあ、今から一言で志望動機を話してください」というのがありますね。あれはあなたのプレゼンテーション能力を見られているわけです。事前に一行キャッチコピーを準備しておけば、こういう時に安心して答えられます。

これで志望動機は完成です。この手順をもって、1つの企業ごとに1枚の「志望動機シート」を作成してください。本当に入りたい企業であれば、手を抜かないでくださいね。